派遣会社とは?

派遣会社を利用してみたら?友人のAが私にそう言いました。Aが言うには最近は派遣会社から派遣されて働いている人が多いと言うのです。私は結婚して16年経つ主婦です。3人の子供がいて、一番上の子はもうすぐ高校生になります。高校受験を控えて、塾などに通うようになって、やたらとお金がかかるようになりましたし、万が一私立の高校に通うようになってしまったら、毎月たくさんのお金が必要になる。それに、まだ下に2人の子供が控えていますから、のんびりと主婦をやっていないで、仕事を始めなければと思ったのです。でも、私ももう若くはありません。仕事はなかなか見つかりませんでした。

派遣会社を利用したら?というAは、私の同級生です。同じ大学に通い、彼女は公務員になりました。結婚をして、子供を産んでも彼女は仕事を続けました。そのおかげで今ではかなりの高給取りだと聞いています。私からすると、羨ましい限りです。「あんたも私と公務員になれば良かったのよ。そうすれば産休だってちゃんと取れたのに」と彼女は言います。というのも、私が就職した会社には産休はあるにはありましたが、産休を取る人はほとんどおらず、結婚と同時に会社を辞めるのが暗黙の了解のようになっていたのです。ですから、私も結婚と同時に会社を辞めることになったのです。

「派遣会社って、どうなのかしら?官公庁にも派遣社員っている?」私は友人のAにそう聞きました。Aは「もちろんいるわよ。最近は官公庁も派遣社員だらけよ」と言っていました。少し前までは日本では派遣会社は認められていなかったのに、法律が変わって派遣会社が認められるようになると、すぐに社会に馴染んでしまったようですね。派遣会社を利用すれば、企業も人材探しに苦労しなくても済むのですから、どこの企業でもきっと頼りにしているのでしょう。

「派遣会社から派遣されて働いている人は、最近では珍しくも何ともないわよ。私の職場にも何人も派遣社員がいるもの」「へ〜、そうなんだ。そう言えば、私の知り合いにも1人いるわ。子供のお友達のママで、もう長いこと派遣の仕事をしている人がいるわ」

派遣会社を利用している知り合いがいることを私は思い出して、派遣会社を利用するのも良い考えなのではないかと思い始めました。その知り合いは、実は母一人子一人なのですが、派遣会社を利用してちゃんと収入を得て、女一人で子供を今まできちんと育ててきました。あんな風にきちんとした仕事に就けるのであれば、派遣会社を利用した方が、私の年齢の場合、良い仕事に就けるかもしれない。私はそう考えたのです。